船舶用語


船舶用語 一覧
総トン数 外板、仕切り、隔壁、甲板などによって囲まれる全ての場所の容積から、 除外場所(運輸省令で基準に該当する開口場所)の合計を除き立方メートルで 表した値。に一定の係数をかけて算出した数値。英語では、グロストン(GRT)と呼ぶ。 総トン数には、国際総トン数と日本総トン数(一定の係数をかけて算出した数値)がある。 国際航海に従事する船舶は、国際トン数を持たなければならない。
純トン数 旅客または貨物を運ぶのにあてられる場所の容積の数値。英語では、ネットトン(NT)と呼ぶ。
載貨重量 貨物を満載したときの「満載排水量」から貨物を積まないときの「軽荷排水量」を 引いた重量のこと。燃料、飲料水などの重量も含むが、ほぼ積載できる貨物重量。
内航船 内航船は、日本国内のみを航行する船舶のことです。国内のみを航行するので、SOLAS条約等 の国際条約が適用されないことが、装備や構造で外航船との大きな違いです。同じ大きさの 外航船と比べると建造コストが安くなります。内航船は、国際条約を適用せず、JG(国土交通省) の内航船規則で建造されているため、外航船にする場合、装備や構造について多くの工事が 必要となります。

内航船にも様々なタイプの船が、それぞれの目的に使われています。下記のサイトを参考に してください。

内航船のいろいろ(山口水高のHPより)

船の復原性 トップヘビー:重心が上昇し、船を起す力が小さくなること。復原力が 小さくなった状態を言う。動揺周期(船を揺らして元の状態に戻るまでの時間)が 長い。

ボトムヘビー:重心が下に下がり、船を引き起こす力は大きくなります。 復原性が良すぎる場合、船が直ぐに元の状態に戻ろうとします。 つまり、動揺周期が短い。振り子で例えるなら、揺らしても直ぐに 静止していた状態に戻る状態です。 客船の場合、乗船者の乗り心地も考慮するので、スタビライザー、 アンチローリング タンク、減揺装置などで船の動揺を調整しています。

トップヘビーの船は転覆する可能性が高く、ボトムヘビーの船は乗り心地が 悪い。船の設計は、この中間の状態になるのが理想的である。

Under Construction  工事中